先月29日夜から翌日朝にかけて、バス停の広告を撤去?
中国当局によると、景観への配慮らしい。
一晩かけて、こっそり撤去したところを考えると、そんな分けはなさそうである。
たぶん、何かの警告だろう。
以前も同じようなことがあって、また、同じ場所に広告を出したと言うから、それほどのことでもない。
と、言われる人もいるけど、これって大変なことだよね。
広告作るのには、費用もかかるし、家賃のように毎月支払っていそうだし。
米国、中国、韓国、ロシアのニュースを見ていると、世界史を見ているように感じる。
僕たちは、ビジネスを成功させたいと活動しているので、平和であることは絶対条件だ。
バルカン半島や朝鮮半島から、面倒なことが起こる過去から、何かが動いていいるようで不気味なのだ。
ビジネス的には、混乱は迷惑なのだ。
日本は、韓国に対する貿易の優遇措置を廃止する。
大量破壊兵器を拡散する恐れがない国を『ホワイト国』と、日本は指定していて、
韓国は、4日から外される。
最近、ギクシャクしている徴用工や慰安婦合意、レーザー照射とは関係ない、
軍事物資の横流しに基づく措置なのかもしれない。
報復ではなくて、セカンダリーボイコットのようにも見える。
政治と経済は、両輪である。
20世紀までは、武力がビジネスを後押ししていた。
近年、武力の行使は避け(できるだけ)、経済力学で展開されるようになってきた。
現在、武力を背景にアメリカがビジネス展開をしているのは確かだろう。
平和が儲かり、混乱からも儲かる。
残念ながら。
余談だけど、
豊臣秀吉や徳川家康が、バテレン追放令を出した理由もビジネスの問題である。
当時、日本は石見銀山から大量の銀が発掘された。
世界地図には、南アメリカのポトシ銀山と、日本の石見銀山が大きく描かれるくらいである。
銀で生糸を買い、莫大な利益を得ていたのが、東インド会社だったりする。
ちなみに東インド会社は、武力を背景にビジネスをした会社である。
それを日本の金持ち(大名、大商人たち、もちろん秀吉、家康も)が、投銀と呼ばれる投資をしていた。
仲介していたのが、バテレンたちだ。
バテレンに運用を委託したのだ。
30%の高利で、日本人たちは運用していたのである。
リスクがあるから、高利である。
ところが、バテレンたちの運用は杜撰で、使途不明金や破綻、契約破りが相次いだ。
これに激怒した家康や秀吉が行ったのが、バテレン追放令である。
オランダと出島に限り貿易を許した理由は、莫大な債権の維持だった。
食い逃げは許さない。
それが、出島だった。
かつて、列強は軍事力にモノを言わせてビジネスをしていた。
これは、いまも同じである。
東インド会社みたいにね。
いまはまず、使えない軍事力だけど、ビジネスと切り離せない政治力だったりする。
では、どうするか?
平和じゃないと、僕たちはビジネスは難しい。
政治家に頑張ってもらうしかない。
残念ながら。
文:紙本櫻士
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