アメリカや韓国は、大学進学率が8割を超えている。
大学進学率1位は、韓国である。
2位フィンランド、3位アメリカと続く。
これだけ大学に進学すると、大卒がごく普通のことになる。
かつて東京帝国大学医学部を卒業すれば、ほぼ医師になれたし、法学部なら法曹界に進めた。
帝国大学を卒業することは、超エリートだったのだ。
旧帝大7校へ進めるのは、18才の若者の内2%くらい。
奈良県が最高で、3%だったという。
現在日本は、60%くらいだから、まだ、大卒は価値がある。
100%になったら、大半が大卒である必要のない職業につくことになる。
コンビニの店員、植木屋、ガードマン、タクシーの運転手は、社会に必要だからだ。
現在、ある種の大学が人集めビジネスになっているように見える。
高等教育を伝えるのではなく、魅力的な場所やサービスを提供するビジネスモデルだ。
研究機関では、もはやない。
それに、そんなに優秀な人間が、8割以上いるわけもない。
ただ現在も、旧帝が存在し、国はそこに税金を潤沢に投入している。
優秀な若者を育てるのが教育の役割だったりするからだ。
そんな旧帝大や早稲田、慶応など難関校と、ビジネスとして経営をする大学とと別れてきているのではないか?
基本、優秀な人を育てる気はない大学は、存在する。と思っている。
教育ビジネスが悪いわけではないけど…。
アメリカでは、大学を卒業した優秀な若者は起業で成功を目指す。らしい。
本当に優秀な人たちなんだろうけど。
日本の大学とは違う文法で、彼らは大学を使っているのかもしれない。
ただ、アメリカの学費があまりにも高額で、卒業すると多額な学費ローンの返済が待っている。
国から借りているから、破産もできない。
日本は、まだ、破産を選べるのがいい。
アメリカは、どこか病んでいる。
高額な大学へ進学したばかりに借金を背負い、仕事はスーパーのレジ係だったりする。
お隣韓国の事情は分からないけど、100%近い進学率だと、みんなが専門的な職にはつけないだろう。
学力で出世する考えは、中国の科挙制度の影響だと思っている。
北京大学を目指す中国も事情は似ている。
僕もだけど、大学という幻想に洗脳されているように思う。
「大学に行く成功できる確率が上がる」
実は大学は、現在、そんなところではない。
人集めのビジネスモデルだったりするのだ。
文:紙本櫻士
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