日本一早い、新米は沖縄から。
沖縄の新米収穫は早い。
というか、日本で一番早い。
大半がひとめぼれで(約七割)、コシヒカリも栽培している。
コシヒカリは、1月に植えて、ひとめぼれは2月だ。
南国とはいえ、ずいぶん早い作づけである。
5月から6月に新米が収穫されるが、二期作や中には三期作が沖縄では行われている。
何度も新米を楽しむことができるのは、うらやましいかも。
ひとめぼれは宮城の米だけど、沖縄で一番人気がある。
育てやすい米というのも、選ばれる理由のひとつだろう。
例えば、ササニシキは「育てることができたら、一人前」と言われる米だ。
かつては、東のササニシキ、西のコシヒカリと言われた時代があった。
いま、育てやすい米が求められている。
内地と比べて背が低いのは、台風で倒れないようい改良したからだとか。
気をつけたいのは、暑い地域なのできちんと管理された米を選ぶことだ。
米は、暑さに弱い。
涼しい場所に保管しないと、たちまち不味くなる。
沖縄の米をまずい、という人をネットで見かけるけど、保存がマズイのではないか?
米は、暑さに弱いのだ。
できれば、冷蔵庫に保管したいくらい。
石垣島の米は、ほぼ、石垣で消費されている。
一部は、本島に出荷されるようだけど、ネットで超早場米を遠くから注文できると嬉しい。
米前線で、石垣の米を買えるといいなぁ。
余談だけど、
「明日、7時にホテルのロビー集合ね」
沖縄に取材に行った時のことだ。
ホテルの朝食を食べ、クルマにカメラマンとエディターと同乗し、目的地に向かった。
驚いたのは、まだ、飲んでる人が町を歩いていることだ。
朝からではなくて、昨日の夜から飲んでいて、次の店をハシゴしている。
もはや明るいのだけど、バーのネオンが点いていて、営業中なのだ。
ちょっと驚いた沖縄の朝なのである。
石垣では2月には、田植えが行われる。
5月に収穫され、6月には市場に出回る。
ただ、全国的に見ても沖縄は米の生産量が少ない地域だ。幻の米と言っていいかもしれない。
気の早い人は、石垣島から。
ひとめぼれは、5月下旬。
文:紙本櫻士
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