人に言いたくなることを発信する。
新元号が、発表された。
2019年5月1日からは、平成から令和に変わる。
多くの人が『安』の字がつくと予想していたけど、当たらず『令和』である。
中国漢語由来ではなく万葉集からのアイデアだ。
いわゆる国風文化である。
令和の候補として、
「英弘(えいこう)」「広至(こうじ)」「万和(ばんな)」「万保(ばんほ)」
があったという。
「于時、初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」
原文だと、よく分かりませんね。
僕なりに訳すと、こんな感じになった。間違っていたらごめんなさい。
「時は、初春。何をするにもめでたき令月である。空気は澄み、穏やかな風が吹いている。
鏡の前で化粧をする美人のごとき梅が咲き、ランは、衣のごとくまとうように香っている」
とても、平和な気分になる詩(うた)だと思う。
この詩を読むと、
イギリスの詩人ロバート・ブラウニング『春の朝』を思い出した。
時は春、
日は朝、
朝は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。
(訳:上田敏 『海潮音』より)
なんということもない描写だけど、読むと癒やされる詩だ。
ルイ・アームストロングの『素晴らしき世界』も、そんな歌だよね。
聴くと平和な気分になる。なんということもない描写なのに…。
令和にも、そんな気分が漂っている。
ローマ字では、REIWAと書く。
早速、TwitterにREIWA18年生まれは、R18と呟く人を見かけた。
さらに、西暦から18を引くと、令和何年かが導かれる。と、呟く人も。
2019年−18=令和元年
2020年−18=令和2年
R−18と覚えると便利だ。
人に言いたくなる情報やアイデアは、起業のヒントになると思っている。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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