ZOZOTOWNが、叩かれている。
ミキハウス撤退とか、オンワードが撤退とか、マスコミが嬉々として報道しているように感じる。
マスコミというか、書いている記者だろうけど。
ざまぁみろ感が、漂っているように感じるのだ。
理由は『ZOZOARIGATO』キャンペーンによる、ブランド価値の毀損などとの分析もあるけど、本質は、違う。
もともと
「高給ブランド服は、ネットで売れない」と、言われていた。
なぜなら、着て確かめることができないから。
ZOZO以前の常識である。
ZOZOは、高給ブランドをネットで売り始めた。
「売れるわけがない」という声に逆らってだ。
結果は、ZOZOの勝ち。
ネットで高級ブランドが、バンバン売れることを証明したのだ。
そこからZOZOの独壇場である。ネットでは、1位が総取りするからだ。
現在も、1位総取りは崩れていない。
ところが、次第にネットにも多様性が起こる。
高給ブランドがネットで売れのが分かったから、
「ZOZOに頼らず、自分たちで売ろう」と考えるのが自然だ。
そして、1番を目指す。
みんな自由に売りたいし、1番になりたい。ZOZO騒動は、そんな流れなのではないか。
ブランド販売に綱引きが起こっている。
日本一高い山は、富士山。
世界一高い山は、エベレスト山。
では、二番目は? となると分からなかったりする(北岳にK2)。
ネットであろうと、1番を目指すのはビジネスの鉄則である。総取りだからね。
そこに多様性が生まれてくるのも自然な流れである。
北岳にだって登りたいのだ。
高給ブランドのネット販売市場が、成熟しつつある。
もはや先行者のZOZOが、一人勝ちを享受できなくなったのだと思う。
文:紙本櫻士
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