月見めしと月見弁当で、秋の新米をいただく。
節分の恵方巻、バレンタインのチョコレート、古くは土用の丑の日のうなぎが、特定の物を食べるイベントとしてある。
こどもの日の柏餅や、正月の七草粥なども、そうだろう。
そこで、ボジョレー・ヌーボーのように、新米をいただく習慣はどいうか? と考えている。
月見は秋の収穫祭である。
十五夜の8月15日は、丁度、根菜類の収穫の時期で、里芋などをお供えしている。
月見は、十五夜、十三夜、十日夜と、時期がわりと長い。
最後の、十日夜(とおかんや)は、田んぼの神様が山に帰る日で、稲作と関係が深いイベントだったりする。
それでは、月見を新米を祝いいただく期間とすればどうか?
月見バーガーが秋の風物として成功しているが、あれは目玉焼きを月に見立てた商品だろう。
秋に食べる意味合いは、実は強くはない。
それでも、僕たちは秋の月見バーガーは、流行っている。
潜在的に、月見が気になっているからだと思う。
僕たちは『千人の月見の宴』をこれまでに三回開催した(今年は地震の影響でできなかったけど)。
当初は、人が集まるのかが危ぶまれていたが、回を重ねるごとに人が増えた。
三回目は、7千人の人手である。
月見は、日本人の心の琴線に触れるイベントだと感じている。
月見バーガーの成功は、月見にあるのだ。
月見の時期に、新米をいただくイベントはどうか?
新米おにぎり一つで、幸せになれそうだ。
さて、賛同者をつのろうか。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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