ステージに立つとドキドキするのは何故か?
なぜか上がってしまう。
一段高いところに立つとなおさらである。
そもそもなぜ上がるのか?
ググってみると脳が分泌するセロトニンが上がる原因らしい。
「突然、発言を求められた」時の上がりは『無条件恐怖』、「ステージの上で上がる」時上がるのは『条件恐怖』と呼ぶ。
僕は、この条件恐怖に弱いようだ。
条件恐怖を作るのひとつが、ステージである。
目立つ場所を作って、気持ちが引き締まったり、非日常が演出できたりする。
僕たちが開発する『ステージキッズ』は、手軽に非日常が演出できる仕組みだと思っている。セロトンを出す装置なのかもしれない。
みんながみんなステージで上がるわけじゃないが、ドキドキしてもセロトニンを出す装置が必要な人たちがいる。
例えば、歌手、俳優、能楽師、政治家、司会など、ステージで目立ってなんぼの人だ。上がるから目立たないようにして、などと言ってる場合じゃない。
ステージの歴史は古いから、既存のステージは沢山ある。
相撲の土俵だってそうだし、武道館だって野球場だっていまやステージだ。
僕たちが提供するのは、一段高い場所が欲しいけど、我慢している人たちである。
レンタルという選択もあるが、業者に頼むのは敷居が高い。
先日、ヨガのインストラクターからステージキッズの注文が来た。
「現在、鋭意ブラッシュアップ中なので、完成次第お知らせします」と、答えるしかなかったんだけど…。
確かに、広い場所でヨガを教える講師は、一段高くしないと見ることができなさそうだ。他にも、スポーツインストラクターから問い合わせがあった。
おそらく、この業界は、小さくて簡単に設営できるステージが欲しいのだ。
例えば、パチンコ屋さんのイベントで、AV女優やグラビアタレントなどが呼ばれる事がある。
ステージがないから、彼女たちは床に立つことになる。折角のイベントだから小さなステージがあるといいだろう。カラオケをする場所にもよさそうだ。
学園祭や、特養、幼稚園なども模索中だ。
僕たちが思いもよらない使い方が、まだまだ、あると思っている。
ステージキッズのある未来が観たい。
文:紙本櫻士
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