130万人視聴は、都市伝説。
日本の人口を約1億3千万人として、1パーセントの視聴率だと、130万人と考えがちだけど、どうやら違うらしい。
視聴率は、現在、ビデオリサーチが調べているが、関東圏、関西圏、名古屋とか、地区ごとに調べている。
例えば、関東圏の世帯数の1パーセントがテレビを見た。ということは分かる。
でも、何人が見たのかは、どうも曖昧のようだ。
1世帯に4人暮らしているとして、お茶の間に全員集まって同じ番組を見ているとは思えない。
テレビが一家に1台だった、昭和な時代なら、1世帯✕4人でよかっただろうけど、いまや何台かテレビがあり、好きな番組をそれぞれ見ていたりする。
「8時だよ、全員集合」は、もはや遠い過去のことなのだ。
それでも、広告を放映する企業にとって、何人のターゲットに届くのかは重要である。
で、関東地区で放映された番組で、1パーセントの世帯が見たとなると、4000万人の内40万人が見たと考えたい分けだが本当の数字は分からない。
ちなみに関西は、16万人。名古屋は9万人らしい。
そもそもテレビがない世帯はカウントされていない問題もある。
鳥取、仙台、東京の視聴者の集団も違ってくると思う。
若者が多い地区や老人が多い地区では、見る番組はガラッと変わる。
考えれば考えるほど、視聴率は曖昧な数字に思えてならない。
最近、ネットで見逃した番組を見ることができるサービスが始まった。
結構、便利で僕はネットで番組を見ていたりする。
当然、CMが流れる分けだが、これは何人が見たかを広告主は100パーセント把握できる。
なので、番組制作者は広告営業もしやすいと想像する。
CMを早送りで飛ばしたりもできないので、広告を見て欲しい人たちにとって、ありがたいシステムなのだ。
テレビはなくならないけど、能動的に選ぶことができるネット移行していくと感じている。
広告料が減ると、ひな壇に並んだタレントがコメントする番組ばかりが増えていき、ますます薄っぺらい番組が氾濫する。
テレビは、悪循環に陥っているのではないか?
やり方は、いくらでもありそうだけど…。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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