グッとくる商品が、欲しい。
「不思議大好き!」から、
「ほしいものが、ほしいわ」と、SEIBUのコピーが変わってから久しい。
池袋のSEIBUデパートの壁面いっぱいに、宮沢りえがイケメンと今にもキスをしそうなポスターが貼ってあったのを覚えている。
あれは、見上げるよね。
あれから20年以上たって、僕たちは何を買いたいと思っているのだろうか。
住むとこがあって、クルマも自転車もある。新車より、素敵なデザインの旧車が欲しかったりもする。
僕たちの物欲は、減少したのだろうか?
「モノより思い出」は、日産セレナのキャッチコピーだ。
これも15年以上前のコピーだけど、印象深い。
枚方市は、毎年、5%づつ人口が減少している。
これは大変なことで「10年で半分ぢゃないか!」と、商売をしている人は焦らないといけない。まぁ、そんなに単純に人口が減るのかどうかはだけど。
これは日本全国で起こっていて、パイが小さくなれば、当然、モノは売れない。
結局、購買意欲云々より、物理的に売れない構造になっているのかもしれないのだった。
市場が縮小する一方なのだ。
この先、しばらくオーバーストアであろう。
とはいえ「ほしいものが、ほしいわ」の精神は、ずっとあると思っている。
経験をモノととらえれば、思い出もモノだけどね。
を踏まえた上で、
心に届く「グッとくるモノ」が、いま、僕は欲しい。選択肢が増えて「グッと来ないもの」が溢れているとはいえ。
ネットの出現で、東京も大阪も長崎もニューヨークも同じ地平になってきている。実は、枚方市の人口を心配するのは意味がなかったりするのかもしれない。
文:紙本櫻士
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