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タイムマシンにお願い!

10年前と10年後。

 

アメリカで流行っている事業が、日本にやってくるのは多い。

現在、アメリカで生きが良いのがデリバリーだそうだ。

カリフォルニアにいる友だち情報である。

Amazonとか、流通させる倉庫などを買い漁っていて、都会の家賃が高くなって困る。ともぼやいていた。

日本もそうなるのかもしれない。

日本とアメリカは、たぶん10年も離れてなくて2、3年後に日本にやってくる印象を持っている。

 

「これ、アメリカでウケているから日本でやろう!!」

「アメリカだから流行っているんだと思うよ。日本じゃ無理だ」

「国民性が違うから」

と、ネガティブ意見が山ほど出るけど、結局、日本にやってくる。

何故だかわからないけどね。

 

インターネットやメールが知られていなかった80年代。

「メールってすごい!」と、僕は感動して友人たちに説明しまくったけど、理解されなかったことがある。

「フロッピーで届けるんじゃだめなの?」とか、

「僕がきみに手紙をパソコンで出すの? 何のために?」とか、

「ニフティーサーブが便利だから、インターネットは流行らないよ」とか、

今から考えると無茶苦茶言われたのだ。

 

「私書箱みたいなものがあって、そこに文章が届いて溜まっていくんだ。好きな時に、開封して見ることができる。スゴイだろう!!」

「私書箱なんて、いまも使ってないし」

そんな、不毛な会話が80年代は続いていた。僕は、メールの伝道師だったのである。

世の中にないものを説明するのは、しんどいし、拒否反応をかなりの人が示す。

これは今でも、同じだと思う。

 

アジアの場合は、日本の十年前くらいかもしれない。

何しろ、楽天もAmazonもない世界なのだ。

ということは、楽天が今後できるに決まっていて、メルカリとかも…。

ただ、僕でも気づいてるのだから、かなりの人が分かっていて、アジアで楽天を始めている人がいるに違いない。メルカリもね。それなりにアレンジを加えながらだろうけど。

 

とは言え、僕たちはタイムマシンに乗れるのだから、どちらかで情報を仕入れて起業するのは悪くない。

さて、どっちに行くのがいい?

タイムマシンにお願い!

 

文:紙本櫻士

 

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