初代ビーノ65000キロ。
基本、物持ちがよい。
1997年に発売された初代ビーノは、現役である。
当時、アイドルだったパフィーが宣伝して人気バイクになった。
僕はパフィーが着ていた空色Tシャツももらい、新車のビーノに乗って山下公園あたりを転がしていた。
故障して治しに行くと「新車を買ったほうがいいよ」と、何度も勧められる。
次第に、修理するのが面倒だと嫌な顔をされるようになる。
それでも、修理して乗り続けるのが楽しい。
「ビンテージ・バイクに乗っているんだ」と、最近言われたのには驚いた。
そんな風には思っていなかったから。
そうか、20年以上前の原付は、すでにビンテージなんだね。。
フォルクスワーゲン・ポロは17年くらい乗っている。
故障したら修理。その繰り返しだ。
問題は、古くなると部品がなくなることだ。
自転車も時計も、一度買うと、ずっと同じものを使い続ける。
お別れが来るのは、治すことが不可能になった時くらい。
パソコンは、別だけどね。
古くなったら使い物にならなくなるから…。
バイクやクルマの寿命は?
と調べたら、修理をあきらめたら。だそうだ。
アメリカの大富豪のフェラーリは、灰皿がいっぱいになったら寿命だという。
極端な話だけど「治すのをあきらめたら」に、実は近いのではないか。
近藤麻理恵のミリオンセラー『人生がときめく片づけの魔法』では、ときめかなくなったら寿命である。
修理する気があるうちはトキメイているんだろうなぁ。
たぶん。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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