日本人は、用心深い?
アメリカでは、変なものが売れるという。
チャレンジ精神が旺盛なのか、新しいもの好きなのかは分からないけど、取り敢えず使ってみるらしい。
「本当にそうなの?」と、アメリカ在住の友人に聞くと、
「新しい店ができたら、取り敢えずみんな行くよなぁ」と、概ね肯定していた。
カシオが開発したG-SHOCKが、そう。
開発チームは、全員、20代の若者である。
何度も三階のトイレの窓から落として、実験を重ねたという。
どこかピサの斜塔で実験をしたニュートンの逸話に似ている。
きっと楽しかったんだろうな。
1983年に発売されたが、最初に火がついたのはアメリカである。
ナショナルホッケーリーグの選手が、G-SHOCKをシュートに使っても壊れないというCMに全米が驚いた。
でも、
このCMは「嘘だろ」となり、テレビで検証される。
で、事実だと判明したら大人気の腕時計になった。
その後、アメリカで売れたと知った日本人たちが、G-SHOCKに飛びつく。
それも1994年に公開された、映画『スピード』で、キアヌ・リーブスがつけていたのがきかっけである。
ちょい情けない。
ことによると日本人は、新製品が苦手なのかもしれない。
みんなが使っていないと安心できない?
新しい製品体験は、ワクワクするのにもったいないよね。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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