契約をきちんと結んで、仕事をしよう。
と、最近、痛切に思っている。
現在、契約を結んで仕事をしている会社があるんだけど、契約したところに限って約束を守らない。
契約なしで仕事を頼んでいる会社は、約束を破ることはない。
どうやら、何かの勘が働いて『何かあるかも』と、思った会社とだけ契約を結んでいるようなのだ。
じゃないと、説明がつかない。
で、そのことを踏まえてだけど、仕事を始めるときは誰とでも、きちんと契約を結ばないととえらいことになる。と、分かってきた。
遅いって!
でも何しろ、起業初心者である。
「やってみないと分からない」こと、だらけなのだ。
昨日、アメリカから友人のSが帰国した。
もう、10年以上アメリカの日系企業に勤めている。
「いま、枚方に向うリムジンバスに乗ってるよ」と、Sがメッセージを送ってきた。
「ラポールに着くの?」
「5分後」
ラポールまで、僕の家からクルマで10分くらいである。
着くと見慣れた京阪バスが止まっていて、Sが降りて歩いていた。
「新しい会社はどこ?」と、僕は訊いた。
「カリフォルニアなんだ。クルマで1000マイル走って赴任するよ」
「ホテル・カリフォルニア?」
「そう、ホテル・カリフォルニアを聴きながらね」
僕は、いま、ダンボール製の簡易ステージ『ステージキッズ』を販売していて、アメリカでも売りたいとSに言ってみた。
「すぐに真似されるから大変かもね」
権利関係や契約が大事らしい。
やはり、契約か。
チャイナリスクはなさそうだけど。たぶんね。
「日本にはいつまでいる?」
「10日までかな。明後日なら、時間があいてるから飲もう」
Sと別れてひとりになると、頭のなかでホテル・カリフォルニアが鳴っていた。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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