完璧なんか、待ってられない。
完璧な製品ができるまで、世に出せないとすると、いつまでも完成しないだろう。
まず、作ってみて使ってもらう。
こうしたらもっといい。という意見がでたら、出来得る限り試行錯誤をする。
それがづっと続くのが、モノづくりだろう。
これは、小説でも絵画でも同じである。
沖縄にいる藤田くんが『ちゅらWay』というスマホをセットして360度VR動画を見ることができる製品を開発した。
「こんなアイデアがあるんだ」
と、藤田くんから聞いたのは3年位前だったろうか。
まだ、世の中に360度VRが知られていない頃のことだ。
僕は沖縄に呼ばれて、藤田くんに案内してもらいながら「ああしたい。こうしたい」という彼の夢を聞いていた。クルマの助手席でね。
足を伸ばして、宮古島にも行ったなぁ。
「試作品ができたよ」と、しばらくすると新製品を見せてくれた。
木製のゴツゴツした初代『ちゅらWay』だったけど、いまから何かが起こりそうなワクワク感が漂う作品だった。当時の値段は、7万円くらいしたかな?
高くて僕は買えなかったけど…。
僕が忘れた頃、ローソンで『ちゅらWay』とそっくりな商品を見かけた。
実は藤田くんが、共同テレビとコラボをして『仮面女子』を360度VRで見ることができる企画だった。値段も手頃だった。
最近、藤田くんに『ちゅらWay』100万台のオファーが来ているという。
製品のブラッシュアップを続けた成果だと思っている。
大変なこともあっただろう。
僕たちが販売している『ステージキッズ』も、さらにスタイリッシュにしたい。
「100万台売る」と僕はよく言うのだけど、藤田くんに先を越されたらしい。
僕たちも、頑張って追いつくよ。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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