商標の値段。
『TOKYO GIRLS CLLECTION』という商標を、8億円で買った企業がある。
キャラクタービジネスを展開するディー・エル・イー(DLE)である。
基本、商標に値段をつけるのは難しい。
数十万円から、無限大まである。
例えばAppleが、中国での商標『iPhone』の和解金が、約48億円だ。
ソニーやホンダの商標には、もはや値がつけられないだろう。
東京ガールズコレクションは、約3万人の集客があるらしい。
人気モデルが登場するファッション・ショーやライブで盛り上がるイベントである。
年間、30億円くらいの売上があると聞く。
DLEは、このイベント開催に億単位の資金をつぎ込んでいるから、そんなに儲かる事業ではないと思う。
イベントで儲かるのは、主催者より業者である。
東京ガールズコレクションも、どちらかというと事業の多角化や情報発信による広告効果などが、目的ではないか。
その対価が、8億円なのだろう。
僕がこうして『東京ガールズコレクション』が8億もしたんだよ。と、書くことも宣伝になっている。付加価値が大きいのだ。
また、8億円という値段がついた以上、売ってもそれなりの値段になるだろう。
ゴッホの絵画を5億円で買ったら、5億円という値段がつくようにね。
商標も絵画も、値段などない世界なのだ。
合同会社 川はともだちは、なんの会社か? と考えた時、商標の会社だと思っている。
『千人の月見の宴』『ステージキッズ』『月見めし』『炊けるんです』『適塾牛鍋』など、商標に付加価値をつけてビジネス展開をしている(しようとしている)からだ。
商標の面白いところは、使えば使うほど価値が上がることだ。
まだ、始めたばかりなので、これからだけどね。
商標の会社があってもいいじゃない。
そんな風に考えている。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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