「リスクのないビジネスは存在しない。
リスクのない恋愛が存在しないようにね。」
と、村上春樹が言ったかどうかは知らないが、ビジネスにはリスクがつきものである。
今回、僕たちは『千人の月見の宴』を野外で開催したわけだけど、一ヶ月前から無駄に天気予報とにらめっこであった。
週末の天気も当たるかどうかも分からないのに…。
天候は、分かりやすいやっかいなリスクなのだ。
雨が降った場合、何時までに中止を考えるか? ゲリラ豪雨はどうするか? 夕立くらいなら? 寒かったら? 暑かったら? ゴジラが来たら?
などと、どうにもならないことまで考えなければならない。
現実的には、保険に入ったり、雨天会場を押さえたり、雨合羽を大量に買ったりした。
えー、一昨年買った雨合羽が大量にあり、保管に苦慮している。
賞味期限みたいなものは、雨合羽にあるのだろうか?
野外イベントのリスクは分かりやすいけど、ビジネスにはそれ以外のリスクが山ほどありそうだ。
急なキャンセル、思ったように売れない、訴訟、詐欺、納期遅れ、などなど枚挙に暇がないくらいである。
「想定の範囲内です」と、ホリエモンが連呼していたのを思い出すが、こんなセリフが出てくるくらい『想定の範囲外』が、彼にはあったのではないか? と想像する。
そうきたか! という具合にリスクはやってくるもので、想定の範囲内はリスクとは呼べないのかもしれない。
事前に対応できるからね。
『千人の月見の宴』は、来年、淀川流域で2箇所に増やしたいと考えている。
リスクが2倍なんて、考えたくないよ。
本当に。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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