天候まで味方するのだ。
ツキは存在する。
と、思っている。
麻雀をやっていると実感するのだけど、ツカなくなると途端に配牌が悪くなり、何をやってもダメだ。
これはポーカーなどトランプやモノポリーでも同じだと思う。
逆に、ツイていると何をやってもいいことばかりだ。実に、不思議である。
ツキは、漢字では『付』と書く。
運が付いてるからきて、付である。
でも、僕はあえて『憑』の字を使いたい。
霊とかキツネが憑依するときに使う、字だ。
そうじゃないと、説明できないくらい運に取り憑かれている人がいる。
例えば、秀吉。
1582(天正10)年、備中高松城を攻略した逸話は分かりやすい。
城は低湿地にある泥城で、攻めにくい場所にあった。
「それなら、上流から水を引いてきて水攻めにしよう」と、建築好きの秀吉が奇策を思いつく。
早速、近くにある足守川をせき止め、城側に水を流し込んだ。
とはいえ、そう上手くは行かず、水が思ったように流れ込まない。城が水没するまで何年もかかりそうだった。
ところが、秀吉は憑いている。
工事が終わった途端、記録的な大雨が降り城はたちまち水没してしまったのだ。
「よし、勝った!!」と、大軍を率いる秀吉が思うやいなや
「殿、本能寺にて信長様がお亡くなりになりました」
と、知らせが来る。
出来過ぎである。
もはや、憑いてるとしか言いようがない。
石田三成も秀吉を真似て、城を水攻めにした逸話がある。
川をせき止め城側に水を流し込んだが、大雨など降らず、失敗。
あきらめた頃、大雨が降り堤防が決壊し、自分の軍に被害が及んだらしい。
三成は、ついていないのだ。
もちろん、本能寺の変も起こったりはしない。
写真は、金のエンジェル、銀のエンジェルでお馴染みのチョコボールである。
金のエンジェルが出ると、オモチャの缶詰がもらえる。
銀のエンジェルだと、5枚集めなくてはならない。
5枚は、なかなか大変で、集めているうちになくしてしまったり、あと一枚がなかなかひけなかったりする。
僕は一度だけ、金のエンジェルを引いたことがある。
その時は、とても嬉しかったのを覚えている。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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