小説家になりたい。
野球選手になりたい、ノーベル賞を取りたい、政治家になりたい。
僕たちはなれるものを思い、思うとだいたいその通りになっていく。
と、思っている。
第一、絶対なれないものについて本気で取り組んだりはしない。
アメリカ大統領になりたい、と本気で考える日本人は変である。
金持ちになりたい、会社を作りたいは、たぶん違っていて、そもそも結果として金持ちになったり会社を設立したりする。
それを目的に置くのは勘違いだと思う。
『やりたいこと』がないのに金持ちになりたい人は、宝くじを買おう。
とすると、小説家やノーベル賞も、目的に置くのは勘違いかもしれぬ。
小説を書きたい、研究をしたい、の結果として小説家になったり、ノーベル賞をとったりする。
小説を読まず書かない人は、小説家になれない。
まだ、何者にもなっていない子供たちは、大人にはない可能性があるのだけど。
当初、『千人の月見の宴』も無謀と言われた。
初年度は、1ヶ月後に開催という、ありえない計画である。
1ヶ月で1500人も集めるイベントなど、今考えると馬鹿げている。
チラシもない、許可もおりていない、お金もない、人もいない。
どうしようもない。
その時の僕は「やれる」と、根拠のない自信だけがあった。
なんとかなどならない、なんとかする。
大変だけどね。
現在、一週間後に3度目の『千人の月見の宴』を開催する。
またまた根拠のない自信だけが、支えである。
「思ったことは実現できる」という考えは、もはや宗教めいてきた。
などと、グルグル考える日々が続くのだった。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
チケットぴあにて、発売開始。ネットはもちろん、電話でも買えるということで、アナログな方にも優しいのだ。
0570-02-9999(Pコード 481-199)
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