10人集めるのも大変。
イベントにもよるけど、5人、10人集めるのも、やってみると大変である。
『千人の月見の宴』は、当初、30人くらいでこじんまりとやる計画だった。
千人は、1000人じゃなくて、いっぱいという意味だ。字面もいいし。
そもそも50人くらいで「いっぱい」と、思っていたのだ。
さて、イベントを企画するにあたって、3つのことを重要視した。
正しいのかは別として、やみくもにやるとロスが大きいと考えたからだ。
1 みんなが楽しい
お金儲けやビジネスセミナーを、よくみかける。
僕へのお誘いも多い。
で、呼ばれて顔を出してみると、それなりにメリットのある話を聞けたりする。
さらに、儲けたい人は別料金でコーチングします。という二段構えのセミナーもある。
でも、よくよく考えると、お金儲けをしたい人たちを集めてお金を集めるセミナーだったりする。
メリットやお金儲けの話で人を集めるのは有効だろうけど「人は楽しいところに集まる」と、僕は思っている。
なのでメリットより、『みんなが楽しい』を一番目に置いたのだった。
2 信用
第一回『千人の月見の宴』では、「やります」と宣言しても「本当にやるの?」と言われた。
大企業に協賛のお願いをしたら、詐欺師あつかいも受けた(気のせいかもしれないけど)。
当たり前で、イベントの趣旨を説明して企画書を送っても、一度もやっていないイベントで見知らぬ人に、協賛などできない。
「金を出せ!」と言う、怪しいヤツでしかないのだ。
それでも僕たちは、なんとか1回、2回とやり続けた。
続けることも、信用である。
チケットぴあと提携したり、サントリーなど大企業との協賛、枚方市や国交省など自治体の後援を取り付ける、とひとつひとつ信用を積み重ねてきた。
信用がないと人は集まらない。
と、思っている。
なので二番目に置いたのが『信用』なのだった。
3 人とのつながり
三番目に、広告とか告知とか来そうだけど、あえて人とのつながりを置く。
人脈というと生臭くなるから、人とのつながり。
第一回目『千人の月見の宴』の時、能楽師は若手の辰巳大二郎さんにお願いしていた。
ところが師匠筋の辰巳満次郎さんが「私がでます」と言ってくださり、薪能が一挙に大きなイベントになる。というか、なってしまった。
これも、人とのつながり効果である。
地域の自治会や、行政も、つまるところ個人と個人とのつながりだと思う。
多くの人に支えられ、イベントは成長する。
イベントをやればやるほど、人との好いつながりが増えていく。
苦しいけど、会社の財産となっていくのだ。
さてさて
10月4日の中秋の名月が近づいてきた。
空を見上げ、
次第に丸くなる月に、僕は励まされている。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
チケットぴあにて、発売開始。ネットはもちろん、電話でも買えるということで、アナログな方にも優しいのだ。
0570-02-9999(Pコード 481-199)
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