川と生きる?
「会社の壁に、二日酔いは病気じゃない。這ってでも来い! って、張り紙がしてあるんだよ」と、サントリーに勤めている妹が言ったのを覚えている。
本当かどうかは分からないけど、お酒の会社だとありそうだ。
お酒を飲むことを、絶対、否定できないし…。
サッポロビール『一番搾り』のコピーを書いた時、製造担当の技術者がどうすればより美味しくなるか、など詳細に説明を聞いたことがある。でも結局「飲んで考えてください」と、大量にビールを渡された。
「男は黙ってサッポロビールです」と、彼らは笑いながら言う。
美味しさの説明なんかいらないのかもしれない。
そこを説明するのが、僕の仕事なんだけど。
写真は、僕が書いたワンカップ大関のコピーだ。
Aカップの娘もワンカップ
最近「肩がこることばかり」と、先輩にグチったら
「あんた難しく考え過ぎ」と、
ワンパップをくれた。
プシュ!
シリーズ風に続けてみた。
Aカッコの彼もワンカップ
シャトーラトゥール82年を手に入れた。
世紀のヴィンテージだ。
ビンを眺めなながら、乾杯。
プシュ!
いろいろと遊べて面白いのが、お酒の広告だと思う。
酔えますよ。なんて、直球な訴求だとイカンのである。
企業イメージの向上が、必要なのだ。
音楽や文学、エコロジーと自然と人間などが、テーマにするのはそのためだ。
文化のチカラを借りるのがセオリー。
なのでお酒の会社は、自然や文化と仲がいい。
『水と生きる』は、サントリーのキャッチコピーだ。
人に欠かせない根本的なモノまで、さかのぼった優れた作品だと思う。
水なしでは、人もサントリーも生きれないしね。
僕たちが立ち上げた合同会社『川はともだち』はどうだろうか?
『千人の月見の宴』『ステージキッズ』『月見めし』など、事業が先行しているようにも思える。
社風なんてまだない。
とはいえ、どこか一本筋の通ったキャッチが欲しい。
『川と生きる』じゃ、パクリな上に変だしなぁ。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
チケットぴあにて、発売開始。ネットはもちろん、電話でも買えるということで、アナログな方にも優しいのだ。
0570-02-9999(Pコード 481-199)
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