戦争でごはん! は、やめてほしい。
10月4日(水)中秋の名月の日、『千人の月見の宴』を開催する予定だ。
人が集まるかな、とか、資金は大丈夫かな、とか、天気は? とか、クリアすることが山積みだけど、北朝鮮のミサイル一発で台無しである。
現在、北朝鮮はろくでもない国だ。
異論はないだろう。
とはいえ、あの異常な国は戦争などしたくはない。そこは正常なのだ。
絶対、ボロ負けするからね。
戦争がしたいのは、むしろ、アメリカではないか? と勘ぐってしまう。
絶対勝てるし。
そう考えると、アメリカが異常な国ではないか。
アメリカは、東海岸からフロンティアを求め西海岸まで膨張した国である。そこから、太平洋に出て、ハワイ、グアムと広がり、日本と対立し戦争となった。現在、中東まで膨らんで「もう疲れたよパトラッシュ」という精神状態だと思っている。
「世界征服を維持するのは、大変なのだ」 by イギリス ローマ である。
アメリカは、たいてい正論で戦う。
アメリカが南北戦争で忙しくなる前夜、ヨーロッパ列強は植民地を広げて儲けていた。
「植民地はいけない」と、そんな時代にモンローは演説をする。
実に、正しい。
でも、本音は自分が植民地を支配する余裕がなかったのである。
余裕が出てくると、むしろ積極的に膨張を始める。
絶対勝てる相手を仲間と結託して封じ込め、先に手を出させる。
アメリカの戦争の作法である。
ならず者国家が、誰が見てもヒドイ戦争を始める(ように見える)作戦だ。
正義の味方になったアメリカは、困った国々を守るために(しかたなく)参戦する。
戦い方の構図は、いつも似ているのだった。
イラクがカネの返済に困っている時、アメリカはイラクへの農産物を制限し、たちまちイラクは食べることさえできなくなる。
イラクを追い込んで始まった湾岸戦争では、廃棄すべき兵器を大量に使い、料金を日本につけまわした。なんと追加追加で、135億ドルのお買上げである。
この時点で、9条がどうとか無くなっているように思う。
135億ドル分の武器と傭兵を買ってるんだから…。
しかも湾岸戦争では、日本はすっかりズルい国になってしまった。
アラブ諸国からは、高みの見物をする金持ちに見えたのだ。
で、戦争で儲かったアメリカは正義の味方である。
現在、北朝鮮を追い込んでいる最中である。
まだ、正義の味方にはなっていないけど。
偶発的にでも、なんらかのカタチで北朝鮮が先に手を出したら、開戦やむなしになりそうな勢いだ。アメリカは、いつものように先に手を出させるのではないか。
パールハーバーのように。
参加費の大部分は、日本に付け回される。たぶん。
平和が続かないと、起業もイベントも吹き飛んでしまう。
アメリカが始める戦争ビジネスに(単純に)乗せられるのは、愚かだと思う。
法整備どころか、戦争について議論すら忌み嫌う状況も、やめる時がきている。
僕たちが目をつぶっている内に、いつの間にか戦争が始まるのだ。
起業でごはん! の敵は戦争なのだった。
文:川はともだち 代表 紙本櫻士
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