企業存続率って、恐いのだ。
設立されてから倒産するまでの期間を国税庁がまとめたデータがある。
会社設立から5年以上続く確率は、15%。
なんと、30年以上続く確率は、0.021%らしい。
これでは100社あったら、0社しか生き残っていないではないか!
0.021だもの。
会社を作るのは、簡単である。
登記をすればいい。
やりたいことがあるから、会社を作るのであるから次にお金を使って、事業を始める。
ね、簡単でしょう?
例えば、起業したい人が集まるセミナーに行くと、こんなに会社を作りたい人がいるのかと驚く。
そして、儲かるネタを探している人だらけだ。
お金儲けを一番に持ってくると、会社生存率から考えると割が合わないように思える。
苦労して長年会社をやって、30年後、路頭に迷うなんて割に合わない。
会社の寿命は、案外、短いのかもしれない。
世界最古の起業は『金剛組』である。
578年創業で、最初のクライアントが聖徳太子というからスゴイ。
四天王寺建立のために作られた会社らしい。
「100年なんてあっという間やで」とか言われそうだ。
■なんで会社が倒産するのか?
何と言っても、資金ショートだろう。
人材が集められない。というのも原因のひとつかもしれない。
騙されたりもありそう。
そう考えると、
金剛組が、1400年以上続けられたのは奇跡的である。
途中、お金の都合がつかなかったり、もめたり、ことによるとやめたくなったり。
続けるのは、始めるより難しい。
実は、金剛組も近年危機に陥った。
2005年に、高松建設が全額出資して、新・金剛組になっている。
助けてくれるホワイトナイトがいたのは、真面目な会社だからかもしれない。。
■起業家として成功する人って?
お金儲けがしたい、自分でなんでも決めたい、時間を自由に使いたい。
でもこの3つが、会社が続かない原因ではないか。
そんなに金儲けなんてできないし、事業を拡大すると、リスクが大きくなる。
また一見、上司がいないようだけど、起業すると周りのみんなが上司のようなものだ。
様々な要求に答えなければならないだろう。
リスクは、起業した人持ちだ。
楽しい場所に人は集まる。
楽しい場所に集まったファンが、ビジネスを育てていく。それが社会貢献につながっていると、強い。と思う。
世の中の仕組みを変え生き残った会社は、淘汰の末に巨大起業になる。
ダイムラー・ベンツ、Apple computer、Microsoft、トヨタ、サントリーなどだ。
起業に向く人は、リスクをとり。
息が止まりそうな状況でも、
ポジティブに、事業を続けていける人だろう。
ただでさえ、ネガティブなことが起こり続けるのに、ポジティブな考えが持てないとやれない。
「誇大妄想癖があるくらいが、よい」
と、アメリカの投資家が言っていたのを聞いたことがある。
そんな人は、事業を大きくするという。
僕たちはどうだろうか?
そこにベンチャー魂はあるのか?
まずは新製品の『ステージキッズ』で、みんなに喜んでもらえるとハッピーなのだが。
米前線もそうだ。
生き残る確率がが0.021%であろうと、人の役にたてばいい。
そんな会社が残っていく。
文:紙本櫻士
https://komezensen.jimdofree.com/
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