レンタルできないの?
フランダンスの教室をやっている人に「ステージキッズをレンタルできないか?」という問い合わせがきた。
年に数回フラダンスの発表会をやっていて、ステージが欲しいのだけど保管場所がないという。
レンタル業者にステージ開設をお願いしたら、作ってくれる。でも、対費用効果を考えると何度もは無理なのだ。悩んでいると、ステージキッズのことを口コミで聞いて、これなら、と思ったらしい。
現時点では、レンタルは難しい。すみません。
まず、誰がやるのか? それから、保管場所もね。
需要があるので、レンタルは必要だな、とは思っている。
イベントが終わったらスッキリ持って帰ってもらえるのは、使う側にとっても嬉しい。
高くてもイベント業者にお願いするのは、そんな利便性があるのだろう。
「レンタルやっている友だちがいるから、聞いてみます」と、営業のひろっちゃんが言った。
「料金設定が難しいね」と、みーやんが言う。
「レンタル業者に売り切ってしまうと、お金はあまり入ってこないね」と、広瀬が言った。
「じゃぁ、使用回数に課金するのは?」と、僕が言った。
「レンタル業者にレンタルするのかよ」と、広瀬が言った。
会議は踊る。でも、進まない。
普通に売ろうよ。で、この話は終わってしまうのだった。
今までは、業者にステージ設営をお願いする一択だった。か、ステージを諦めるか…。
ステージキッズができてからは、自分たちでステージを作るか、業者かの二択になった。
ステージの面白さや自由度が増え、見たことのないナニカが生まれるんじゃないか、と思っている。
なんにでも挑戦できる学祭なんか、持って来いだ。
能舞台だってできるんだし。
文:月見の宴実行委員会 代表 紙本櫻士
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